ビジネスチャンスとしての官公庁競争入札

競争入札とは、さまざまな事業や調達物の発注者が、自分にとってより有利な条件を示す相手と契約をするため、複数の契約希望者にその条件を競わせる方法のことをいいます。

このうち、国の機関や地方公共団体等が発注者として実施するものを官公庁競争入札といい、その経済規模は年間10兆円を優に超える一大市場となっています。

公示案件は膨大かつ多岐にわたります。あらゆる役務の提供、あらゆる物品の購入と製造、あらゆる建設工事がその対象となっています。丹念にリサーチすれば中小零細企業にとってもたくさんのビジネスチャンスを見出せることでしょう。

さて、そんな官公庁競争入札ですが、思い立ったらいつでも誰でもすぐに参加できるというものではありません。発注者ごとに、前もって入札参加資格を得ておく必要があります。このための手続きを競争入札参加資格審査申請(いわゆる指名願い)といいます。

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