先日メニュー新調のご相談を受けたあるお客様は、メニューに掲載する料理写真を全て、携帯電話のカメラで撮影されていました。
ケータイ写真をプリントするという発想のなかった私は、少し意外な気もしましたが、見せていただくとなかなかキレイなものでした。
そこで事務所へ帰って自分の携帯のトリセツを探し出して調べてみたところ…
私が使っている携帯はムーバN506…という3年も前の型式ですが、それでも最大960×1280ピクセルのJPEG画像が撮影できることがわかりました。

これは350dpiで使っても7×9センチ、家庭用インクジェットプリンタならA5サイズでも十分という大きさです。
さらに撮影パラメータも明るさ、コントラスト、ホワイトバランス、シャープネスにシーンプログラムまでついていて、なるほど確かにこれだけ揃っていればメニュー写真の撮影に使えないこともなさそうです。
…で、やってみました。

ケータイテスト撮影

ケータイテスト撮影

サンクスで買ってきたお菓子です。
露出を「やや明るい」に、ホワイトバランスを「曇り」にすることで、アンバーがかった色調になり、やわらかな雰囲気が出ました。
写真ではわかりませんが、印刷しても解像感は充分です。
もう少しカフェっぽい演出をして、全体的にユル~い感じのデザインにすれば、暖かみのあるメニューが作れそうな気がします。
小さなお店で手作りされるぶんには充分ではないでしょうか。
ポイントは最大サイズを使うこと、設定をいろいろ試してみること、手ブレしやすいので何かに固定してセルフタイマーで撮ること、です。
一度お試しを。
(注:掲載した写真はウェブ用にサイズ縮小してあるので印刷には向きません)

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